EXILIM EX-FC100の特徴
HIGH SPEED EXILIM FX-FC100は、デジタル一眼レフをも大きく上回る毎秒30枚の超高速連写機能を搭載しています。毎秒30枚というのはすごいですね。これなら、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することができます。また、動物など、動きの速い被写体なんかを撮影する場合にも重宝しそうです。我が家で犬を撮影するとき、一眼レフの連写機能を多用するのですが、せいせい毎秒3枚程度しかシャッターを切れないため、シャッターチャンスを逃してしまうことが多々あります。そんなときに威力を発揮するのは間違いありません。
この超高速連写機能を活用して、EXILIM FX-FC100にはたくさんの便利な機能が用意されています。まずスローモーションビュー。これは、スローボタンを押すと、あたかも時間の流れがスローになったようになる機能です。あとはシャッターチャンスだと思った瞬間にシャッターボタンを押すだけ。これで、これまで捉えるのが難しかった最高の一瞬を誰でも簡単に撮影することが可能です。
次は一押しショット。超高速連写した画像の中から、ブレていたり、横をみいていたりする写真を取り除き、最適な写真を1枚だけを自動的にセレクトしてくれる機能です。顔検出機能を使えば複数の人物の顔も認識できるので、集合写真を撮影する場合に重宝しそう。
また、EXILIM FX-FC100にはパスト機能という便利な機能も搭載されています。これは、シャッターボタンを半押しにした状態にしていると、シャッターを押す前の画像と押した後の画像を最大30枚/秒の超高速連写で最大30枚まで撮影できる機能です。したがって、シャッタータイミングを逃しても、その1秒前の写真が撮影されているので、撮りたかった瞬間を逃さず撮影することができます。
HS手ぶれ補正というのも気になりますね。高速連写した複数の画像を、位置あわせしながら合成することで、ブレを抑えた写真が撮影できるというのですが、どれほど手ぶれの効果があるのでしょうか。
動画でも、1秒間に最大1000コマというハイスピードムービー撮影機能が用意されています。動きのあるものを静止したように記録できるので、いろいろとおもしろい映像を録画できそうです。
EXILIM FX-FC100は、これだけの超高速連写機能を搭載してながら、薄さはわずか26.6mmと超薄型。本体のみの重量は約145gと非常にコンパクトです。携帯性が重視されるコンパクトデジカメにおいて、この軽さ/薄さは魅力的ですね。さらに、光学5倍ズームも搭載しているので、遠くの被写体を撮影するときもバッチリです。
少し残念なのが、広角側の焦点距離が35mm判換算で37mmであること。最近のデジカメでは、広い範囲を撮影できる広角レンズ(28mm程度)を搭載しているモデルが多いのですが、それと比較した場合、このEXILIM FX-FC100では狭い範囲しか撮影できないことになります。でもそれを補って余りある高速連写機能だと思います。これだけのスリムなボディでこの連写機能は驚異的。動きの激しい被写体を撮影することが多い人に最適です。
なお、EXILIM FX-FC100は、同時発売されたEX-FS10の上位機種です。主な違いは、レンズ、液晶モニターのサイズ、手ブレ補正機構の有無。EX-FC100が5倍ズームなのに対し、EX-FS10は3倍ズーム。液晶モニターは、EX-FC100が2.7型に対しEX-FS10は2.5型です。さらにEX-FC100のみセンサーシフト式の手ブレ補正機構を搭載しています。
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