レビュー オリンパス TG3-Tough

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オリンパス TG3-Toughレビュー

オリンパスショールームでオリンパスの防水デジカメTG3-Toughに触ることができたので詳しくレビューしたいと思います。

TG3-Toughは15m防水・2.1m耐落下衝撃・-10℃の耐低温・100kgfの耐荷重性を実現した本格的防水カメラです。

オリンパスTG3-Toughレビュー

高い防水性能に加え、F2.0の明るいレンズを搭載。暗い環境でも、ブレが発生しにくくなるので、明るく綺麗な写真を撮影できます。

TG-3は、入り口の側の目立つ場所に展示されていました。

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展示もタフネスカメラらしく派手な感じ!

いかにもタフネスカメラ!という感じのデザインが格好いいですね。展示されていたTG-3のレンズ部分には「LEDライトガイド」が装着されていました。これは、マクロ撮影時のライティングに使用するためのオプションです。

取り外すとこんな感じ。装着部分にはカバーを取り付けて使用することになります。

持ってみるとこんな感じ。重量は247gということでタフネスカメラの中では重めなのですが、実際に持ってみるとバランスがいいせいか、それほど重くは感じませんでした(防水カメラスペック一覧)。

カメラを構えてみたところ。

特に窮屈な感じもせず、持ちやすいですね。

親指が当たるところに滑り止めがついていて、ホールド感はいいです。

上面部。左にはステレオマイクが配置されています。

右側にはズームレバー、シャッターボタン、電源ボタンが配置されています。

シャッターボタンは大きくて押しやすいのですが、ズームレバーはちょっと小さめになっています。高低差がつけられており、シャッターボタンが一番高くなっているのがわかります。

右側面部には、頑丈そうな取っ手が付けられており、タフネスカメラだけに、どこかに吊しておくということも可能です。

液晶は3型/46万ドット。液晶はすごく精細感が高いので、クリアな表示を楽しめます。これなら野外でも、何が映っているのかをしっかりと確認できそう。

液晶の右の一番上には動画ボタン、その下にはモード切替ダイヤルが配置されています。

モード切替ダイヤルには、露出優先モードが用意されています。このTG-3はF2.0の明るいレンズを搭載しているので、その性能を活用するためにこのモードが搭載されたんだと思います。

水の中では明るさが足りないケースが多いため、そんなときは露出優先モードにすれば、暗い環境でも、ブレを少なくして綺麗な写真を撮影できる可能性が高くなります。

ちなみにオリンパスの他の防水カメラ(TG-835/TG-850)の場合、ここまでレンズが明るくないため、露出優先モードは搭載されていません。

他に面白いな、と思ったのがPhotoStoryモード。

複数の写真を撮影して、1枚の組写真に構成することが可能です。複数の場面の写真を組み合わせることで、印象的な写真に仕上げることが可能。

あと、TG-3の大きな特徴として顕微鏡モードを搭載している点が挙げられます。

被写体まで1cmの距離で撮影でき、顕微鏡のように拡大できます。

先ほど説明したLEDライトガイドを装着していれば、LED発光が可能。

このようにレンズ周囲を照らすことができます。顕微鏡モードで撮影する際、被写体に近接するため、どうしても暗くなってしまうのですが、これがあれば、明るく撮影することができます。

隣にあったカメラで、顕微鏡モードを試してみることに。

光学/超解像/デジタルズームを活用することで、ここまで拡大して撮影することができます。表面のざらつきまでしっかりと撮影できているのがわかります。花・昆虫などを近接撮影したい人にはお勧めですね。

顕微鏡モードで手の平を撮影するとこんな感じになります。細部に至るまで、綺麗に撮れているのがわかります。

TG-3を使ってみた感想ですが、起動が速く、電源オンにするとすぐに撮影できるほか、各操作のレスポンスも良く、キビキビ動作してくれるので、ストレスが溜まりません。

AF(オートフォーカス)もすごく速くて、シャッターボタンを半押しすればすぐに思ったところにピント合わせできます。これはかなり快適!これまでの防水カメラにありがちな、もっさりした感じはまったくありません。触っていて、すごく完成度の高いカメラだな、と思いました。

ただ、ちょっと気になったのが、光学ズームの速度が少しゆっくりしている点。じわじわとズームしていく感じなので、すぐに被写体に寄りたい場合には、ちょっとイライラするかもしれません。

あとWiFiに対応しているので、TG-3で撮影した写真をWiFi経由でスマホに飛ばし、そこからツイッターやFacebookなどのSNSにアップすることが可能。スマホのカメラでは難しい水中やアウトドアの高画質な写真をアップして、印象度を上げることも可能です。またスマホをリモコンとして使用することもできます。

また高精細GPS機能も装備しているので、どこで撮影したのかを記録できます。さらに電子コンパスも用意されています。アウトドアで使用しているときに、方角がわからなくなったときでも安心です。

動画はフルHDに対応。おもしろいのは、ハイスピードムービーを撮影できる点。120コマ/秒、最速で240コマ/秒の超高速動画を撮影できるので、一瞬の動きをスローモーションで見ることができます。またタイムプラスムービーも撮影可能。コマ撮りのようなムービーで連続写真を楽しめます。

TG-3の隣には、同じく防水カメラのTG-835TG-850も展示されていました。それぞれ特徴は大きく異なっています。

  防水 光学
ズーム
焦点距離
(mm)
開放F値 重量
(g)
薄さ
(mm)
その他
Tough TG-3 15m 4倍 25-100 2.0-4.9 247 31.2 GPS/WiFi/顕微鏡モード
Tough TG-850 10m 5倍 21-105 3.5-5.7 218 27.6 可動式
液晶
Tough TG-835 10m 5倍 28-140 3.9-5.9 214 28.4 GPS

オリンパス防水カメラの中での位置づけとしては、TG-835がエントリー、TG-850がミドルクラス、TG-3がハイエンドの位置づけです。

防水性能はTG-3が最も優れており、15mのタフネス性能を誇ります。またレンズの開放F値も2.0となっており、他の2モデルに比べて断然明るいレンズを搭載しています。さらに、WiFi機能も装備。

ただし、焦点距離はTG-850の方が21mmとなっており、広角レンズを搭載。より広い画角で撮影できます。またTG-850は可動式液晶を装備しており、180度回転させて自分撮りすることも可能ですが、TG-3の液晶は固定式となっています。

以上、オリンパス防水カメラTG-3に触ってみた感想でした。

特徴をまとめると次のとおり。

・15m防水・2.1m耐落下衝撃・-10℃の耐低温・100kgfの耐荷重性を実現したタフネスカメラ
・F2.0の明るいレンズを搭載。露出優先モードを装備しているので、暗い環境で威力を発揮する
・顕微鏡モードを装備しており、近接撮影が得意
・操作が高速でキビキビしている
・WiFi/GPS/電子コンパスを装備

TG-3は、オリンパス防水カメラのハイエンドに位置づけられるだけあって、高い防水性能と基本性能を誇るカメラに仕上がっています。アウトドアで楽しむためのオプション類も充実しているので、本格的な防水カメラを求めている人にお勧めです。

  発売日 水中 防塵 耐温度 耐衝撃
Tough TG-3
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-2 ブラック 1200万画素CMOS 15m防水 2.1m耐落下衝撃性能 -10℃耐低温 100kgf耐荷重 TG-2 BLK
2014年6月上旬 15m -10度 2.1m
WiFi
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