CX3レビュー
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 a.最初の印象 b.ダイナミックレンジダブルショット c.ミニチュアライズ a.最初の印象 実際にCX3を使って銀座の街を撮影してみました。
実際に持ってみた感じは、それほど重すぎもせず、軽すぎもせず、ちょうどいい感じ。シャッターを押すタイミングもほとんどタイムラグがなく、まったくストレスを感じることがありません。また、液晶が非常に鮮明なので、写真の仕上がり具合を細かくチェックできます。明るい環境でも、液晶が見にくくなることはありませんでした。あと、手ぶれ補正が強力で、明るい環境ではほとんど手ぶれが発生しませんでした。また暗い状況でもそれほど発生しないので、すごくいいですね。
ちょうど歩行者天国だったので、通りの真ん中から撮影してみました。すごく落ち着いた階調です。しっとりとしていて、私は好きですね。
色の再現も忠実です。上の写真のようなガラス越しでも綺麗に撮影できています。
車のメカメカしい部分もこのとおり。きつすぎず、ちょうどいい按配に仕上がっています。
ノイズリダクションがきいているので、暗い環境でも撮影していてもほとんどノイズが気になりません。これはCX3の大きなアドバンテージですね。夜でも、それほど神経質になることなく、満足のいく写真を撮影できます。上の写真は、結構お気に入り。暗い環境で浮かび上がる花がとても綺麗に撮影できています。 b.ダイナミックレンジダブルショット CX3の目玉となる機能の1つであるダイナミックレンジダブルショット機能を試してみました。CX3では、このダブルショット機能使用時に、ダブルショット機能を使用しない場合の写真も同時に撮影できるため、見比べてみることができます。次の写真の1枚目がこの機能をオフにして撮影した写真、2枚目がオンにしたときの写真です。
さすがに、ダブルショット機能をオンにしたほうが、色調が豊かです。
空の青みも深くなっています。この機能があれば、目で見た感じに近い写真が撮影できそうです。 c.ミニチュアライズ 最近、ミニチュアっぽい写真が人気ですが、このCX3では、シーンモードに「ミニチュアライズ」というモードが設定されており、簡単に撮影することが可能です。
結構おもしろい機能ですね。でも、ボカしている部分とボカしていない部分の境目がちょっとはっきりしすぎているような気がします。もうちょっと、うまくボカしてくれると自然な感じになると思うのですけど。
なお、ボカす部分を動かしたり、広くしたり狭くしたりすることが可能です。
また縦方向のミニチュアライズも可能なので、利用できるシーンが広まります。 d.望遠 CX3には光学10.7倍のズームが搭載されています。その威力はすごいです。
この写真が広角側で撮影した写真
この写真は望遠側で撮影した写真。ここまで寄れるのですね。 しかも手ぶれ補正が強力なので、これだけの望遠でもほとんど手ぶれが発生しません。いくら望遠の倍率が高くても、手ぶれが発生しては意味がないですから、これはCX3の大きなアドバンテージだと思います。
暗い状況でも手ぶれが発生していないことがわかります。 e.アスペクト比 CX3では、アスペクト比4:3だけでなく16:9でも撮影できます。
上の写真が4:3、下の写真が16:9です。16:9は横長で映画みたいで楽しいですね。 f.マクロ比 CX3では広角側で1cmのマクロ撮影が可能です。望遠側では28cmです。ピント合わせも軽快で、素早く焦点を合わせることができます。
画面左に、現在撮影できるマクロの距離が表示されるのでわかりやすいです。 g.ハイコントラスト白黒 CX3のシーンモードには「ハイコントラスト白黒」モードがあり、白黒の少しざらついた感じの写真が撮影できます。 すごく雰囲気のある写真が撮影できるのですごくおもしろいです。
歌舞伎座を撮影したのですが、なんだか昭和30年代の写真って感じがしませんか。
h.連写機能 CX3の連写機能は5コマ/秒。コンパクトデジカメとしてはかなりの高速連写が可能です。
i.電子水準器 電子水準器を使って、画像の水平状態を確認することができます。画面内のインジケータと水準器音によって確認が可能。コンパクトデジカメで水準器を搭載しているのはリコーだけだそうです。風景や建物を撮影するときなどに重宝します。実際、写真が少しでも傾いていると、完成度が大幅に下がるので、こうした機能があるのは便利ですね。ユーザーからの評価も高いのだそうです。 ただ、向上でミクロン単位で組み立てても、人間の目では狂いを感じることがあるため、1台1台手作業で最適化してから出荷しているそうです。
液晶の下に表示されているのが電子水準器のインジケータです。上の写真では、左に傾いている状態を示しています。
大きく傾けると、赤色になります。
水平状態では、インジケータが緑色になります。 j.動画 CX3には、1280×720画素のハイビジョン動画を撮影できます。結構、高画質なので、ちょっと動画を撮影したい場合に便利です。ただし、ズームはデジタルズームだけなので、望遠にすると画質が悪くなります。またオートフォーカスには対応していないため、動画撮影時にピント合わせをすることはできません。
k.使った感想 ・液晶が大きくて高精細 ・手ぶれ補正が強力。暗い環境や望遠使用時でも手ぶれしにくい ・ダイナミックレンジダブルショット機能が有効。階調豊かな写真を撮影できる ・高感度撮影時ではノイズが少ない。したがって、暗い状況でも、納得できるレベルの写真を撮影できる ・10.7倍の光学ズームがあるので遠い場所でも簡単に寄れる。強力な手ぶれ補正機能のおかげで、最大望遠時でも手ぶれが発生しにくい ・コントラスト白黒/ミニチュアライズなど、一風変わった写真を簡単に撮影できる ・AF焦点スピードが速く、シャッターボタンのタイムラグがないため、ストレスなしで撮影できる ・筐体がちょっと分厚い。ホールド感はいいが、もちあるくときにかさばる ・広角が28mmだが、もう少し広い画角があれば、より使い勝手が高まる 実際に使ってみて、思った以上に楽しいカメラでした。高い質感のある、ノイズの少ない写真を撮影できるので、撮影した後の満足感が高くなります。私はリコーコンデジのGX100とGRⅡを使用していますが、気軽に高画質の写真を撮影できるという点では、このCX3のほうが優れていると思います。ちょっと筐体が大きめなのが気になりますが、それ以外は気になる点をあまり感じませんでした。かなり完成度が高いですね。これは欲しくなるなあ。。。
リコー CX3 購入レビュー
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裏面照射型1000万画素CMOSセンサー搭載で暗いシーンでの画質が向上
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